【特集 若者レポート】2025年度 若者レポートを公開しました

【若者レポート】みんなで作る未来へ – 茂木町で感じた地域のチカラ(おぷかの森)

この記事を執筆したのは

栃木市地域おこし協力隊 河江 将弥さん

はじめに

自然に囲まれた空間に、静かに流れる風。子どもたちの楽しそうな声と、参加者の笑顔。そこには、温かな時間が流れていました

こんにちは!栃木市の地域おこし協力隊として活動している河江です。
2026年1月に着任したばかりの新米ですが、少しずつ、一歩ずつ、頑張っていきたいと思っています。まちのどこかでお会いする機会がありましたら、ぜひ気軽に声をかけていただけると嬉しいです!

朝晩の空気にひんやりとした秋の気配を感じるようになった頃、栃木県茂木町で農家民宿「月noco」を営む君島さんが所有する「おぷかの森」の整備活動に、ボランティアとして参加してきました。

【概要】

  • 日時
    2025年10月19日
    ※栃木市地域おこし協力隊に着任する前に参加した活動のレポートになります。
  • 場所
    農家民宿「月noco」を営む君島さんが所有する「おぷかの森」
  • 住所
    栃木県芳賀郡茂木町大字小深
  • 活動内容
    ①おぷかの森の整備
    ②地域の方へのヒヤリング/取材

「地域活動ってこんなに楽しんだ!」
「私もいつか地域活動に参加してみたい!」
「地域で頑張っている人を応援したい!」

感じ方は人それぞれですが、読んでくださった中で、何か一つでも心に残るものがあればとても嬉しいです。

活動内容

おぷかの森の整備

はじまりの日。この日は、月nocoを営む君島さんが継承した「おぷかの森」で行われる、第1回目の整備活動でした。初めての森の手入れの日に参加できたことは、私にとっても特別な経験でした。

「おぷかの森」という名前の由来は、月nocoがある小深地域が昔から“おぷか”と呼ばれていたことにちなんで名付けられたとのこと。地域に根ざした呼び名をそのまま森の名前として引き継ぐところに、君島さんの想いが込められていました。

君島さんは2025年、中山間地域である茂木町小深地区の山林、水田、そして築130年以上の古民家、蔵等を継承されました。「お世話になってきた地域のじいちゃんばあちゃん達が繋いできた暮らしと風景を繋いでみたい」という想いから決意されたようです。そんな大切な「おぷかの森」の第一歩に立ち会えたことを、とても光栄に感じました。

ボランティアを始めるにあたって、私は「森の整備の先に、どんな未来が待っているのだろう?」と疑問を抱いていました。そんな時、月nocoの代表を務める君島 佳弘さんが、その答えを優しく教えてくれました。

君島佳弘さん

子どもも大人も入りやすい森にして、森の魅力を感じてもらえるような場所にしたいんです。

柔らかな表情で、そして真摯に語るその言葉が印象的でした。

森の整備には私たち若者レポーターをはじめ、君島さんご夫婦や地元の方々など、総勢10名が参加しました。斜面になった篠やぶを前に、みんなあれこれ話しながら、時には夢中になりすぎて黙々と手を動かし、少しずつ道を切り拓いていきました。

参加者それぞれが、鎌やノコギリを手に整備を頑張りました。

午前中の作業では、森の整備を始める前には見えなかった「畑へ続く道」が姿を現しました。「昔、茂木町に住んでいた地元の方々が、何度も行き来していた場所だったのかもしれない」ふとそう思い、気がつけば当時の暮らしやその風景に思いを馳せている自分がいました。

みんなで頑張った成果!お疲れ様でした!
月nocoさんから身も心も温まるお味噌汁をいただきました。おもてなしに感謝です。

地域の方へのヒヤリング/取材

午後は、茂木町にお住まいの小林 耕一さん・トヨ子さんご夫婦から、たくさんのお話をお伺いしました。今でも、取材に応じてくださった、2人の表情が目に浮かびます。

小林トヨ子さん

「自分達が住んでいた場所がなくなってしまうと思うと、寂しい」

そう語ってくれたのは、小林 トヨ子さん。その言葉を聞いた瞬間、胸の奥から熱い思いが込み上げてくるのを、はっきりと感じました。

素敵な古民家で取材をさせていただきました。

取材では、茂木町の歴史をメインにお話をお伺いしました。

  • 茂木はかつて、葉たばこと麦の栽培で栄えていたこと
  • 小学校高学年や中学生になると、当たり前に農作業を手伝っていたこと
  • 外で縄跳びやかくれんぼをして、子どもたちが元気に遊んでいたこと

小林さんご夫妻が語る一つひとつの言葉には、この町の歴史や当時の暮らし、そして未来への想いが深く込められていて、「一昔前の茂木町の光景」が自然と浮かんできました。

  • 子どもたちが元気に遊びまわる姿
  • 釜戸に火をおこし、家族そろって夕ご飯を囲む姿
  • 畑を眺めながらたばこを吹かし、茂木に住む人々がリラックスする姿

そんな温かい光景が、私の中に現れました。

小林さんご夫婦、貴重なお話を本当にありがとうございました。

まとめ

茂木町にお住まいの小林 トヨ子さんが語った「自分達が住んでいた場所がなくなってしまうと思うと、寂しい」という言葉。

たった一つのフレーズですが、その重みは計り知らないものがあると思います。

私は、森の整備活動を通して「みんなで力を合わせる素晴らしさや楽しさを」、小林ご夫婦への取材を通して「地域には長い年月をかけて築かれてきた風景や伝統、歴史、そしてヒトの想いが息づいていること」を強く実感しました。

素敵な仲間に出会えたことに感謝!また会える日を楽しみにしています。

【農家の宿と天然酵母パン屋 月noco】

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TUNAGU団体紹介 おぷかの森

若者レポートに関する ご感想・お問合せ先

栃木県農政部農村振興課 農村・中山間地域担当 里づくりチーム
TEL:028-623-2334
Mail:noson-sinko@pref.tochigi.lg.jp

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