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【若者レポート】ご縁が集まるあしのおと!

この記事を執筆したのは

宇都宮大学 地域デザイン科学部 コミュニティデザイン学科 矢田 沙織 さん

初めまして!

栃木県の宇都宮大学でまちづくりについて学んでいる1年の矢田沙織(通称やたちゃん)です。

今回は栃木県の那須町芦野地区で活動されている「あしのおと」さんに取材にうかがいました。

この記事をきっかけに、少しでも多くの人が興味を持っていただけると嬉しいです。

はじめに

芦野地区は旧奥州街道の宿場町として栄え、歴史的な史跡ものこる自然豊かな地域です。

「あしのおと」にはJR黒磯駅から車で20分ほどのところにあります。空き家を活用した「曲輪(くるわ)」を拠点に、里山整備やイベントを通して、芦野地区を盛り上げるべく活動しています。活動を通して生まれる地域の人と新しく芦野を知る人のつながりが、継続的なものになるような場づくりにも取り組んでいます。

今回私は竹林整備と無煙炭化器での焼却作業に参加させていただきました。

あしのおとでの1日

午前中は曲輪のすぐ近くの竹林で竹の伐採作業を行いました。

空に向かって伸びる竹

見上げると、何本もの竹が空に向かって伸びていました。緊張と好奇心の入り混じった感情を胸に竹林に向かいます。

ハンターこと、あしのおとのメンバーである木村裕仁さんの丁寧な説明のおかげで作業のしかたを覚えることができ、早速実践してみます。初めのうちはノコギリの刃が何回か引っかかり、なかなかコツを掴めませんでしたが、参加者の方やあしのおとのメンバーのアドバイスのおかげで、作業後半は前半と比べてスムーズに竹を伐ることができました。

切った竹の断面

根元から伐ることで竹の腐敗を防ぐことができます。半端に伐ると、竹が腐ってしまうことがあるそうです。

竹の間引きは大切

竹林では、若い竹や斜めに生えてしまった竹を間引くことが大切です。間引くことで竹に日光が行き届き、まっすぐに生えて見栄えが良くなるのに加え、たけのこが育つ環境も改善されるため、収穫量の向上にもつながります。

午後は伐った竹を無煙炭化器に置いて、時間をかけて炭化させていく作業です。伐られた竹を無煙炭化器に入れやすいように短く伐り、中に置いていきます。

炭化器に竹を置く際に煙が目に入ることもあります。熱と煙とたたかいながら竹を置くというのはなかなかしない体験です。

竹を置く際には、向きをそろえる必要があります。そろえておくことで、竹の節と節の間の空気が暴発した時の危険性が下がります。空気が暴発した時は「ボンッ‼」と大きな音が鳴るため、作業をしている私含め、一緒に作業していた方々も「おぉ~」と感嘆の声をこぼしていました。

炭化器

出会ったみなさん

今回のボランティアには私たち若者レポーターを含め、社会人や親子、農業関係者など、幅広い世代の方々が参加していました。作業や昼食を通して、皆さんと距離を縮めることができたように感じます。

また、参加者の皆さんは、年代も、職種も違えば、参加した理由も様々です。

  • おもしろそう
  • 子どもがからだを動かすことが好きだから
  • 竹伐りに興味があった
  • 参加するたびにいろんな人と交流することができる
  • SNSでTUNAGUのアカウントを偶然見つけて、そこを入り口に
  • 友達に誘われて

参加した私も、偶然SNSであしのおとさんを知り、若者レポーターの取材先の候補として上がっていたのを見て、「ここしかない!」と思ったことがきっかけです。加えて、那須町や芦野地区について知識が浅かったため、あしのおとさんでの活動を起点に芦野地区や那須町を広く知れたらとも思い、参加しました。

地域おこし協力隊の2人が語る、芦野にしかない魅力

午前と午後の作業を終えたあと、このイベントの主催者である地域おこし協力隊の木村さん・高山さんに「芦野にしかない魅力」を語っていただきました。

木村裕仁さん

那須町には子供のころから毎年旅行に訪れていた。芦野に移住後興味のあった竹林整備をきっかけに芦野の魅力にハマる

高山千恵さん

那須町に移住後、芦野をしったことをきっかけに、芦野で「つながる拠点」が作りたいと思い、里山体験ができるゲストハウスの準備を進めている。

木村さんは「優しく温かい人が多い」と答えます。次に、「地元の人たちに親切にしてもらっている分、互いに助け合いながらあしのおとをやっています」と語りました。芦野で活動を始める際の地域の方々の雰囲気に関する私の質問には「やはりこういう団体で活動すると、結構人が集まります。でもそれも受け入れていただいて、たまに地元の方が差し入れを持ってきてくれるんです。好意的に受け止めてくれてるなと感じます」と話しました。また、別のボランティアサークルの大学生たちが来た時も地元の方が差し入れをしてくださいました。そして、差し入れをした地元の人は「若い学生が集まってくれるのはうれしい」と話していたそうです。

高山さんは「観光地化されていない田園風景と人の温かさが魅力」と話していました。「人の少なさ」も良さの一つだそうです。芦野は人が少なく、観光地が点在しているそうで、その分、訪れた人はゆっくりすることができると語りました。

おわりに

2人へのインタビューを踏まえて、「人の温かさ」が共通していることが分かりました。芦野の一員として地域の人とお互いに支えあうのはもちろん、参加者ともイベントを通してつながることでも、人の温かさは感じることができると思いました。

レポーターとして参加した1日ではありましたが、竹林整備や参加者との交流が私にとってはすべて新鮮で、充実した時間を過ごしました。汗を流しながらも夢中で伐った竹や中学生が大きな竹に挑戦する姿、参加者の方々と交わした会話1つ1つが印象的です。

 芦野やあしのおとの魅力について、少しでも知ることができたら幸いです。また、あしのおとでは、竹林整備のイベント以外にも、炊き立ての新米や地元の野菜が使われた豚汁の提供やスタンプラリーが行われる「芦野コメ市」や竹林整備で出た竹を利用した「出張竹とうろうワークショップ」というイベントも実施しています。

いろんなご縁が集まるあしのおと、興味を持った方はぜひのぞいてみてください。

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TUNAGU団体紹介 あしのおと

若者レポートに関する ご感想・お問合せ先

栃木県農政部農村振興課 農村・中山間地域担当 里づくりチーム
TEL:028-623-2334
Mail:noson-sinko@pref.tochigi.lg.jp

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