高校卒業後、離れた栃木の農村に一日里山帰り
皆さま!こんにちは!
見出しにある通り、栃木で生まれ育ち、高校卒業と共に栃木を離れ、今は東京在住の会社員チャンと申します。大学進学や転勤で、関東にひさびさに戻ってきた私…。
栃木に帰り、東京での生活を実家で嘆いていた時に母から「これ、参加してみたら。」とふいに言われ、【TUNAGU】の若者レポーターに応募したのが参加のきっかけです。
さて、ぎゅうぎゅうに押し込まれる満員電車に揺られ、ビルが立ち並ぶオフィスでの仕事に翻弄される毎日に、仕事を忘れ、ふるさとの自然に心癒されたい!!!と思い、私は参加しましたが、”なぜ、TUNAGUの農村ボランティアに参加されたのか。”【なかがわ里山元気倶楽部】の一日に密着し、参加されている方にインタビューしてきました!
落花生にさつまいも掘り、お昼にはみんなで石窯ピザ
一日密着した流れをお伝えします。
- 妙法寺大日堂に集合
TUNAGUボランティア含め20人程の方が参加していました。
- 落花生の収穫

ネットを外していく。

実の収穫作業。一粒一粒丁寧に実を取り外す。
収穫後は実が入っているもの、そうでないものと分別して乾燥させていくとのこと。那珂川町の辺りで正月に作る豆餅用に道の駅などで売るようです。
- お手製!大谷石の石窯ピザでオリジナルピザ作り
オーブンでピザ作りは休日にたまにやるのですが、石窯ピザの驚きは、すぐできることできること!40枚ほどのピザもどんどん完成します。
好きな具材をのせ、思い思いのオリジナルピザを作り皆さん楽しんでいらっしゃいました。

ピーマン、たまねぎ、つな、コーンみんな思い思いの具材で世界で一つだけのピザに。
大人数で食べる手作り石窯ピザは味が格段に違いますね。
- さつまいものつる切、マルチ剥がし、収穫

さつまいものつるってこんなに重いの?!と、大学生の時、北海道の広大な農場で鍛えたはずの自分の腕を疑う重さ。

それをみんなで運んだらなにやら黑いビニールが…。
マルチをめくって、やっとさつまいもの収穫です。

土を掘ってでてきたさつまいもはどれも立派。
大変な作業でしたが大人数だとあっという間。
「まさかマルチ剝がしから収穫まで終わると思わなかった。ボランティアさんがあってのこの作業スピードだ」となかがわ里山元気倶楽部の山下さんはおっしゃっていました。つるに覆われていた畑がきれいに掘り起こされたのを見て、皆さんの顔は達成感に溢れておりました。

作業後のさつまいも畑。

収穫したさつもまいも。
なぜ、あなたはTUNAGUの農村ボランティアに参加されましたか?!
私にさまざまな虫を捕まえては見せてくれた、まるで可愛い昆虫ハンターのお母さん。
親子で何度か参加しているとのことで、参加した理由を尋ねてみました。
TUNAGUの農村ボランティアに参加される理由、それはデジタルデトックス。
わかります、わかります!思わず、前のめりで共感している自分がいました。
そしてお母さんはおっしゃっていました。
「人助けにもなっている、まさに一石二鳥じゃないですか」

お話を聞かせてくれた親子。
人が居ない、手が足りない!里山にみんな来て!!
さて、今回参加した【なかがわ里山元気倶楽部】についてご紹介します。
なかがわ里山元気倶楽部は「なかがわ里山元気ハウス」を拠点に活動しております。那珂川町の豊かな自然を活かした自然体験活動の提供や、手入れのできなくなった里山や畑の活用による地域活性化をはかるため結成されました。
理事の山下さんはおっしゃいます。
「本当に人が足りないのです」と。

なかがわ里山元気俱楽部の理事 山下みどりさん。
東京で過ごす今、里山で起こっている問題は他人事のように思っていた自分がおりました。しかし、実際に参加し、自分事に変わりました。
那珂川町までの道中、田畑がところどころ荒れているところもあり、思っていた以上に地域は高齢化し、土地の荒廃化は進んでいて、完全に人手不足だ。と感じました。
それは私のように故郷を離れ、都会で働く若者が増えていることも関係しています。
若者の力が必要です。そして、もっと里山に興味をもっていただく。
「農業って苗植えや収穫だけじゃなくて雑草とったり、マルチ被せたり管理が必要です。畑に来て実際に体験することで気づき、学びがあるんです」と山下さんはおっしゃっていました。【なかがわ里山元気倶楽部】は若者に農村に来てもらうきっかけを作り、気づきを与え、若者を動かす原動力になっていると感じました。
皆さんも私が自然に癒されたいと思ったように、些細なきっかけでも里山に興味を持ったなら、ぜひ気軽にボランティアに参加していただけたらと思います。
農村に行けばあなたの何かが変わるかもしれない。
そうだ、農村いこう!!!!!

最後にこの記事を最後までご覧いただき誠に感謝いたします。
また、この取材を通し、お話を聞かせてくださった皆様!ありがとうございました。
この記事を読み、少しでも” 里山、行こうかな “という気持ちになり、一歩を踏み出す一助になれば幸いです。いつか、TUNAGUクエストでお会いする際はよろしくお願いいたします!
またね!
この記事を執筆したのは
チャン さん

TUNAGU内の関連ページ
TUNAGU団体紹介 なかがわ里山元気倶楽部
若者レポートに関する ご感想・お問合せ先
栃木県農政部農村振興課 農村・中山間地域担当 里づくりチーム
TEL:028-623-2334
Mail:noson-sinko@pref.tochigi.lg.jp
子供がいつの間にか動画見ているんです。
そうすると、見始めると最近の動画は気になる動画が次々と流れてきてキリが無いので一日動画を見て終わってしまうこともあるんです。
スマホ取り上げるのではなく、子供と一緒に参加することで自然にスマホから手が離れる環境を作っています。そして、仕事と切り離された人間関係で、一期一会の出会いなので気楽に過ごせます。