11月のクエスト参加者募集中!!

【特派員ブログ】「やっぱり、おぷかの森!」〜竹林整備を通して学んだこと~

今回は、TUNAGU特派員のみやっぷさんに、若者レポーター研修における取材講座の様子を記事にしていただきました!

参加したクエストはこちら
▶▶「10月25日(日) 里山の環境整備・篠竹刈り&昔の里山暮らしのインタビュー!」

こんにちは、TUNAGU特派員のみやっぷです!

今回は、10月25日に茂木町小深山中地区にて行われた『里山の環境整備』に参加してきました。午後には、地域の方への『昔の里山の暮らしに関するインタビュー』も行いました。

なんと、新たな若者レポーターのおふたりも参加していました!
※昨年は私も若者レポーターとしてインタビューに参加していました。あれからもう1年も経つとは…(涙)

未開の地…

今回は、これまでの作業場所から少し離れた場所で“竹林整備”を行いました。

普段は中々入ることのない未整備の竹林での作業ということもあり、活動前からワクワクが止まりませんでした…!

整備した場所は、普段扱っている篠竹ではなく、真竹が生い茂る竹藪。

Before

篠竹と比べて太く丈夫な真竹は、ノコギリの刃をしっかりと入れなければ切ることができず、想像以上に大変でした。

また高く伸びた竹が多く、切り倒す方向を誤ると道路に倒れたり電線に引っかかったりする危険性があります。そのため、周囲の状況を確認しながら、一本一本慎重に竹を切り倒していきました。

作業にあたり、まずは竹林の中心部と道路側の2チームに分かれ、次に竹を切り倒す担当、切り倒した竹を運搬する担当、竹を細かく切る担当に分かれます。竹林整備において、それぞれが役割を担い協力しながら作業を進める“チームワーク”の大切さを実感しました。

この日は、午後に行うインタビューにご協力いただく檜山 紀六さんも活動にご参加くださいました。

驚いたのは、紀六さんが86歳とは思えないほどの足腰の強さとパワーを持ち、誰よりも活発に作業されていたことです!一方、今回参加していた最年少は、なんと5歳。

最年長86歳、最年少5歳。その年齢差は、実に81歳です。

81歳差のおふたり…!

81歳もの年齢差がある人たちが、同じ場所で一緒に汗を流し、栃木県の山を守るために竹林整備に取り組んでいる。その光景は、言葉では表しきれないほど印象的でした。

令和の時代になっても、世代を超えて地域の自然を守る活動が続いていることに、心から感動しました。

特に、子どもが自然に触れながら山の手入れをする大切さを実際の体験を通して学べる環境は、とても貴重だと感じます。自然の中で竹を切り、運び、仲間と協力する経験は、教室で学ぶだけでは得られない“生きた学び”につながるのではないでしょうか。

そして、“竹林整備”は単に伸びすぎた竹を切る作業ではなく、地域の自然を守るとともに、世代を超えた人とのつながりを生み出す活動でもあると改めて感じました。

地域の山を守る技術や想いを、子どもたちが実際に体験しながら受け継いでいく。

そんな環境こそ、未来につながる大切な教科書なのだと思います。

ランチタイム

今回のお昼ご飯も、自然の恵みをたっぷり受けて育った食材を使った、贅沢なランチをいただきました!

紀子さんの手作りランチ

ついついご飯を大盛りによそってしまうほど美味しい、『ゆうだい21』の新米。

君島さんが田んぼで手塩にかけて育てたお米は、一口食べるとその美味しさに思わず笑顔になります。

自然の恵みと育ててくださった方々の想いが詰まったご飯を味わえることに、心から感謝です。

そして、参加者のみなさんが笑顔になる美味しいご飯を作ってくださった君島 紀子さん、本当にありがとうございました!

美味しいご飯でエネルギーをチャージし、午後も頑張れます。

お誕生日おめでとう🎉

10月25日は、『NPO法人トチギ環境未来基地』のおはぎちゃんのお誕生日でした。

そこでなんと…!

紀子さんから、サプライズで手作りバースデーケーキのプレゼントが‼︎

お誕生日おめでとう!

秋の味覚である“栗”と、おはぎちゃんの名前にちなんだ“おはぎ餅”をモチーフにした、愛情たっぷりのケーキ。

みんなでおはぎちゃんの幸せを願って「乾杯!」

たくさんの笑顔に包まれた、心温まるひとときになりました。

おはぎちゃんにとって、笑顔あふれる素敵な一年になりますように。

そして、これからもこんな幸せな時間がずっと続きますように。

紀六さんに伺う、茂木町の暮らしと地域の変化

今回、茂木町に暮らす檜山 紀六さん(86歳)に、これまでの人生経験や地域の変化についてお話を伺いました。

檜山さんの子ども時代は、戦後間もない物資が不十分な時代であり、学校では畑の肥料を集める作業なども行われていたそうです。また、山でタケノコを採るなど、自然が身近な遊びや生活の一部となっていました。

高校時代に始めた山登りは社会人になってからも長らく続け、日本百名山をはじめ各地の山を訪れてきました。登山を通じて多くの人と交流し、自然の魅力や人とのつながりを深めてきたことが印象的だったと言います。

一方、茂木町の産業も時代とともに変化してきました。かつてはシイタケ栽培や炭焼きなど、農業と山林資源を活用した仕事が地域の暮らしを支えていましたが、輸入品との競争や原発事故の影響などによりシイタケ生産は縮小。さらに、人口減少や高齢化により、農業や山林の管理を担う人も減少しています。

檜山さんは、「農村の未来を考えるためには、若者に地域へ戻ってきてもらうだけでなく、安定した収入や仕事を確保することも重要」と仰っていました。

インタビューを通し、地域の自然や産業は人々の暮らしと深く結びついてきたということを改めて学びました。今後は、地域の方々の経験や知識を、若い世代へ伝えるとともに、若者と地域の方々が一緒に山を歩くなど、交流を通して地域の魅力や課題を学ぶ機会をつくることも大切だと感じました。

山や森を守り、地域の未来へつなげる一家

続いて、君島さんご夫妻にもお話を伺いました。

君島さんは2018年に茂木町へ移住し、2025年頃には住んでいた家と約6.7ヘクタールの山を引き継ぎました。当初、山の管理に関する知識はほとんどなく、『NPO法人トチギ環境未来基地』さんの協力を得ながら整備を進めたそうです。“山を継ぐ”ことには、単に土地を所有するだけでなく、「地域の人々が守ってきた風景を次世代につないでいきたい」という想いが含まれています。

移住のきっかけは、茂木町で開催されたオーガニックマルシェへの出店でした。イベントを通じて地域の人々の温かさに触れ、知人の紹介などを通じて住居が決定。この経験から、農村への移住には自然環境だけでなく、“地域住民とのつながり”も重要であることを知ります。

一方、集落では高齢化が進み、草刈りや水路の清掃、しだれ桜の並木の管理などを担う人材不足が課題となっています。現在は地域の方々が協力して景観を守っていますが、今後5年・10年先も活動を継続できるか不安があるそうです。また、こうした作業は無償で行われることも多く、仕事や家族との生活を両立しながら活動を続けることの難しさもあります。

さらに、地域に残る昔の暮らしや歴史の記憶を記録し、次世代へ伝えることも重要です。地域の風景は、自然に存在するだけでなく、地域の方々の日々の努力や長年の営みによって守られてきたものなのです。

今後は、若者や地域外の人が継続的に関われる仕組みをつくり、景観保全の担い手を増やしていくことが重要です。その際には、地域の方々の想いや暮らしを尊重しながら、山の新たな活用方法を考えたり、交流の機会大切にしていきたいと、君島さんは語ってくれました。

インタビューを通し、農村の魅力を未来へつないでいくためには、景観を守る活動だけでなく、人とのつながりや地域の歴史を継承する取り組みも欠かせないと学びました。私自身も、一回のボランティア参加で終わらせず、「複数回の交流を通して地域への理解を深め、農村を支える関係づくりに関わっていきたい」と強く思いました。

おまけ:猫のすずちゃん

“すずちゃん”を見つめる少年

半年前にやってきた、猫のすずちゃん。

ご近所の方から譲り受け君島さんのもとにやってきた頃は、まだ小さな子猫だったそうです。

当初は「ニワトリと猫が一緒に暮らすのは難しいのではないか」と懸念していたそうですが、今ではすっかり大きくなり、ニワトリたちと共に仲良く暮らしているそうです。

一方で、猫社会ではボス猫に少し怯えながら過ごしている様子も…!そんな姿も、すずちゃんの可愛らしいところですね。

そしてお昼には、カリカリをおいしそうに食べる姿を見せてくれました!みんなのご飯にも興味津々で、食べ物を見つめる目は真剣そのもの…。まだまだわんぱくな子猫らしさが残るすずちゃん。自然豊かな環境下でのびのびと暮らす姿を見ていると、なんだか羨ましくなりました。

ちなみに『月noco』さんのInstagramですずちゃんを紹介したところ、猫好きの方々が集まり閲覧数が伸びたそう…!すずちゃんも、今では『おぷかの森』さんにとって欠かせない存在になりつつあるのかもしれませんね。これからの成長もとても楽しみです!

おわりに

今回の竹林整備で、初めて参加していた学生からは「実際に地域を訪れ作業や地域住民との交流を経験することで、農村への理解や愛着が深まった」という声が聞かれました。参加するときは作業への不安もありましたが、地域の方々が親切に接してくれたことや自分の力で作業をやり遂げられた達成感から、「再び訪れたい」という気持ちが生まれたそうです。

また、山の整備では斜面での作業や竹の伐採などを実際に体験し、農村の景観が地域の方々の継続的な努力によって守られていることを実感したそうです。これまで知識として理解していた“少子高齢化”や“担い手不足”といった課題についても、「実際に現地で作業することで、大変さや深刻さを具体的に考えるきっかけになった」と言います。

学生が農村の課題を自身の課題として捉え、地域の未来について考える貴重な時間となりました。

地域への愛着は、情報を得るだけでなく、実際に現地を訪れ、活動に参加し、人と交流することで深まります。

今後も継続して地域に関わりながら、若者と地域の方々のつながりを育み、農村を支える新たな担い手や応援する人を増やしていきたいと感じました。

そんな、私の気づきの原点は「やっぱり、おぷかの森!」であることを改めて感じることができました。

次回の森の整備も楽しみです!

若者レポーターのおふたり

本日、取材を行った若者レポーターの記事は、後日公開予定です。公開後は、以下のページで紹介予定なので、ぜひご覧ください!
▶▶「若者レポーターが地域の魅力を取材中!」

この記事を書いたのは

TUNAGU特派員「みやっぷ」

こんにちは!帝京大学2年のみやっぷです!

大学では農山村や地域産業、地域社会について学んでいます。

大学で農村の課題について学んだことをきっかけに農村に興味を持ち、自分にできることを探したいと思い、「TUNAGU」に申し込みました。

趣味はサッカー・野球観戦です!

よろしくお願いします!

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