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【青空プロジェクトTHE DAY】子どもから大人まで、全ての世代が繋がる農業体験

2023/10/21、私たちは那須塩原市塩原で行われた「大根の収穫体験」にTUNAGU若者レポーターとして活動に参加し、多くの参加者と関わりながら取材を進めることができました。

一般社団法人 青空プロジェクトTHE DAYさんは、那須塩原市塩原を活動拠点とし、アウトドアアクティビティを通して楽しみながら地域創生を目指しています。

だいひょーの言葉1つひとつが子どもたちを引きつける!

今回の活動のメインは大根の収穫!目的地となる畑に向かうため、私たちは塩原の自然豊かな田舎道を歩き出します。畑までのハイキングではTHE DAYの代表である「だいひょー」によるガイドがありました。

「この木の表面の傷は熊の影響だね」
「道の隅に置いてある空き瓶は何のためのものだと思う?」
「去年もこれあったよね!みんなは覚えてる?」

 参加している子どもたちに質問し、会話を引き出すようなだいひょーの優しい話し方が特に印象に残りました。みんなが耳を傾けて、真剣に地域の自然に関するお話を聞いていました。

ガイドの中には熊の食事に関するお話がありました。

「熊はどうやって獲物の内臓を取り出すのかというと、、、」と、私でも聞いたことがない話を、参加している小学生にもわかりやすいように丁寧に説明していました。

実際のハイキングコース上にある野生動物の痕跡と、熊の動きがリアルに伝わってくるかのような迫力のあるガイドに、全ての参加者が興味津々でした。

本日のメインイベント「大根の収穫体験」

いよいよ本日のメイン、大根の収穫が始まりました!

大根の収穫の上手なやり方について説明を受けた後は、だいひょーさんの声かけ「好きなだけ収穫してください!」の一言でみんなが一斉に目を輝かせ、非日常の体験を楽しんでいました。

あっという間に軽トラックの荷台いっぱいに積み上がっていく、新鮮な大根。横の大根畑からは子どもたちの楽しそうな笑い声が鳴り止みませんでした。

また、収穫後のお昼ご飯は塩原大根をふんだんに使用したカレーライスをいただきました。体を動かした後ということもあり、大人だけでなく多くの子どもたちがカレーライスをおかわりしていました。

 大根の収穫について、ある参加者からお話を伺うことができました。

収穫する大根に個数制限がないこと、何本も収穫しているはずなのに子どもの顔が毎回違う、、、など、THE DAYさんの収穫体験イベントだからこその魅力が、参加者の心を引きつけていました。

車のいらない社会を目指したい!!

イベントの最後にはだいひょーから直接お話を伺いました。

THE DAYさんの理想とする未来の姿には、「車のいらない社会」というキーワードがありました。

車がないと生活が成り立たない社会ではなく、地域との関わりを密にしていくことで、車が入らないような狭い地域での人々の交流を増やしたいという思いを聞いて、私は那須塩原市にぴったりだと感じました。

これからもTHE DAYさんの活動は、農村の新しい価値を創出していく1つのきっかけになるのではないかと感じました。

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この記事を執筆したのは

伏本 遥さん

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栃木県農政部農村振興課 農村・中山間地域担当 里づくりチーム
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