茂木町の町田本郷地区は、茂木町の北部に位置しており、田園と山林が調和のとれた風光明媚な場所です。しかし現在は、高齢化や跡継ぎがいない中で、竹も何百本と生えているので一人で手入れをすることが難しいといった課題を抱えています。そこで課題を抱えている地区で、課題に対して活動している団体が「たけのわ町田本郷」です。
今回、私は町田本郷地区で実際に放置竹林の整備をしたり、現在竹林を管理しているたけのわ町田本郷の代表、野原さんにお話を伺いましたので、当地区の現状や魅力をお伝えしたいと思います!
まず、私は竹の切り方を教わり、2本ほど竹を切ってみましたが、竹に切り込みを入れるところから難しく、切り倒すまでたくさん体力を使い、終始汗をかきながら作業をしていました。このことから、竹を切り倒すのは力が必要なためとても大変な作業だと知り、私たち若者が必要だと思いました。
平地は、光が差し込み竹の整備もされており綺麗でしたが、斜面はまだまだ手入れが行き届いていない状態でした。
竹林で地域づくり
ゴールデンウイークの期間にたけのこ堀りイベントがあり、子どもから大人まで楽しむことができるので毎年賑わっているようです。参加費2500円でたけのこ取り放題、竹飯ごうの食事付きなので、皆さん是非参加してみてください♪
また、竹を使ったブランコや竹馬、バンブードームがあり、竹の整備だけではなく、切った竹を有効活用していることが分かりました。広場は落ち着く空間で、とても素敵な所でした!
野原さんの竹林の整備のやりがいとは
初めは、枯れた竹や斜めに倒れた竹がたくさんあり寂しい雰囲気でしたが、竹を切っていくと空間が出来、そこに光が入り綺麗になっていくのが嬉しくて、それがやりがいだそうです。そして、竹の整備をしていくうちに、地元の人がこの活動を認めてくれるようになり「俺の所もやってほしい」と声をかけてくれるようで、このボランティアを通して色んな人と出会い、有機的な繋がりがつくれたらと話していました。
町田本郷のこれから
広場の端に何年も住んでいない母屋があり、これからここを綺麗に片付けて、休憩できるコミュニティスペースなど作りたいそうです。また、ゆくゆくは竹のテーマパークを作れたらと話していて、町田本郷地区はみんなで竹の整備をしているので、みんなで作りあげた隠れ家的な感じで素敵だと感じました。
ボランティア参加者の声
TUNAGUから参加した人と新しい出会いがあり、コミュニケーションがとれて良かった。
竹切り作業だけではなく、そういう夢に関われていることがすごくモチベーションが上がる。
自分たちが竹の整備をすることで、どんどん綺麗になっていくのが嬉しい。
今回の活動を振り返って
今回、竹切りを経験して、のこぎりやなたは、こういう活動がないと使う機会がないので良い経験になりました。また、竹切りは大変な作業ですが、竹を切り倒した瞬間は達成感がありとても気持ちよかったです。皆さんもこの町田本郷地区に来て、竹を切ってみませんか?
この記事を執筆したのは
帝京大学 薄井祐香さん
たけのわ町田本郷の関連ページ
この記事に関する問合せは
栃木県農政部農村振興課 農村・中山間地域担当 里づくりチーム
TEL:028-623-2334
Mail:noson-sinko@pref.tochigi.lg.jp
コメントを残す