こんにちは。宇都宮大学でまちづくりについて学修している大学2年生の石井優衣です。この記事を読んでいただき、ありがとうございます。ボランティアさんの力によって、作業が進んだ様子が伝わったらうれしいです。
今回は、栃木県の東部にある那珂川町で活動をされている「なかがわ里山元気倶楽部」に取材にうかがいました。
ボランティアの内容について
今回のボランティアの活動で、落花生とサツマイモの収穫を行いました。普段よりも活動するボランティアさんが多かったそうで合計16人の参加でした。


落花生畑に敷いてあるネットを取り落花生を収穫するところからスタートです。袋にネットを入れる作業は、初めて会ったばかりのボランティアさんが協力して行っていました。ネットを巻く作業は二人組で協力すると早く巻くことができました。

その後、落花生の収穫と、落花生のさやを枝から取り外す作業を行いました。今年は去年よりも収穫量が少なくなってしまったけれど収穫することができてよかったと元気俱楽部の山下さんは語ってくれました。さやから取り外すときには取り残しがないか何度か確認をしました。
落花生の作業はすぐに終わり、次にサツマイモの収穫作業に取り組みました。
サツマイモ収穫では、芋づるを刈る人と芋づるを運ぶ人に分かれて作業をしました。サツマイモは芋づるの下に埋まっているので、先に芋づるを刈り取る作業をすることによって芋を収穫しやすくすることができます。どちらの仕事も体力と足腰に負荷がかかる作業でしたが、休憩をはさみつつ畑一面の芋づるをきれいにすることができました。

あるボランティアさんは、「ボランティアだから自分の好きなタイミングで休憩を取りながら好きなペースで進められるのがいいところだと思う」という話をしてくださいました。
お昼にはみんなで、なかがわ里山元気倶楽部の拠点である元気ハウスへ移動してピザ窯でピザを焼きました。ピザに乗せる具材の並べ方やピザに乗せるものにそれぞれの個性が出ました。

焼きあがったピザや、一緒にピザ窯で焼いた焼き芋がおいしかったです。ピザを食べながら、ボランティア同士でなぜ来たのかという話や、普段の仕事の話をして交流をしていました。また、昔の暮らしについて語ってくださるボランティアさんもいました。参加した方はほとんどがお互いに初対面でしたが、昔から一緒に活動していたような雰囲気に包まれた、ゆったりとしたお話会をしました。
お昼休憩を済ませ、午後はみんなで協力しながらサツマイモ掘りのお手伝いをしました。大きなサツマイモも多くあり、掘り残しがないか確認する作業も楽しく行うことができました。
収穫したサツマイモの一部をボランティアメンバーでいただきました。ボランティアの方々は家でサツマイモ料理をしようと話をして、サツマイモの食べ方で話が広がりました。
ボランティアに参加した理由
今回の活動に参加していた方になぜボランティアとして参加したのか話をうかがい、
以下の5つの声を聞くことができました。
- 単発的にふらっと通って収穫物や昼ご飯をいただきながらお手伝いをするということが対等な関係であると感じたから
- 定期的に行くと顔を見知った仲間がいるかもしれないから
- 一緒に行こうと話しかけられたから
- 家で農業ができるほどの時間は仕事上ないが土いじりをしたいから
- 自分のできるペースで参加したいから
「人とのつながり」を大切にしている方が多い印象を持ちました。参加者の多くは4・50代の男性の会社員の方が多く、休日のボランティア活動であり、体を動かすことが好きと話されている方が積極的に活動されていると思いました。 農業に興味を持っており、どのように育てているのかという話や、畑の管理方法について、なかがわ里山元気倶楽部の方と話をされている方もいらっしゃいました。

まとめ
私はボランティアに参加して、それぞれのボランティアさんが困っている受け入れ先を応援したいという気持ちをもって、楽しみながら参加されているという印象を持ちました。この記事を読んでボランティアに興味を持ち、活動に参加していただけたら嬉しいです。
この記事を執筆したのは
宇都宮大学地域デザイン科学部
石井優衣 さん

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