TUNAGU特派員“初心を忘れ脱線しがちな初心者”です。
今回は、「柴田保全会」の“農地の草刈りクエスト”に参加してきました。元乗り鉄(鉄道ファン)の私にとって、葛生の石灰石貨物輸送の遺構が残る東武佐野線に乗り、「この地に用があって多田駅に降り立つ」という経験にも心がときめいた一日でした!
朝が苦手ですが集合時刻の9時に間に合うよう浅草を6時48分に出発(自分を追い込むためにも特急を予約)し、乗り換えを経て多田駅に8時46分に無事到着。駅から徒歩約5分、特徴ある御朱印が人気の“賀茂別雷神社”の麓が今回のクエストの舞台です。
春からの耕作に備え、獣害対策として設置されている電気柵の下草を鎌で刈りました。草が伸びてワイヤーに当たるとそこから電気が逃げてしまうため、電気柵の効果を維持するために必要な作業です。草の影響を受けやすい最も下の段のワイヤーがイノシシ対策には重要とのことです(イノシシの鼻先の高さにワイヤーが当たりやすいため)。
草刈りとともに、切れてしまったワイヤーを補修し、通電試験まで行うことができました。
その後、腐葉土作りのため、“賀茂別雷神社”に通じる道路脇の落ち葉を集めて集積場所に重ねました。豊かな里山で、ふかふかの広葉樹の落ち葉がすぐに集まりました。
当日は幸いにも好天には恵まれたものの、気温は低い中でしたので、作業後にいただいた温かい“芋煮”と“雑炊”が沁みました。
3月には、整備できた畑でジャガイモの植付けを始めるとともに、周辺の草刈り等を進め、徐々にこの一帯に、かつての耕地の姿を取り戻していく構想があるそうです。
夏にはホタルも戻ってきつつあるとのこと。夏のクエストにも参加してみたいです。