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【青空プロジェクト THE DAY】新たな里山づくりを体験しよう

青空プロジェクト THE DAY とは

自然豊かな山並みが広がり、地区中心部には温泉街が形成されている那須塩原市塩原地区。「青空プロジェクト THE DAY」は、その豊かな自然の中でマウンテンバイクやトレイルランなどのアクティビティを提供するとともに、古道整備や耕作放棄地を再生することで、獣害対策や地域おこしを行っている団体です。代表の君島 陽一さんは那須塩原市出身であり、「地域の風土や歴史を地域の子供たちへ伝えたい。」という思いから、地元の子供たちを対象にした農作業体験会も開催しています。

地元の子供たちに古道の歴史について解説する君島さん(写真奥)

豊かな自然の中で人と動物が共生するために

塩原地区では、人口減少と高齢化の進行、農林業の担い手不足などにより、耕作放棄地が増え、昔のように山林を手入れすることが難しくなりました。その結果、人の生活に近い範囲が藪となり、イノシシやシカなどの野生動物が畑などに出没しやすくなっていきました。「どうすれば人と動物が共生できるだろうか。」君島さんは色々考えた結果、動物が嫌がる人の気配や匂いを里山に残すことにしました。地域の人々が昔から使っている古道を整備し、マウンテンバイクやトレイルランなどのアクティビティやハイキングによって人々が通ることで、訪れた人が楽しむとともに山に人の匂いを残すことができるそうです。「動物も人と同じ。動物の立場になって考えてみることで、動物たちの気持ちが分かる」と君島さん。動物を嫌がるのではなく、動物に寄り添った対策をすることで人と動物の共生を目指しているそうです。

ハイキングの様子。標高約650mにある畑を目指します。

農業×観光×スポーツ×歴史×… 新たな里山づくり

青空プロジェクトTHE DAYは、スポーツや農業だけではなく、歴史や文化、観光などの様々な要素を取り入れ、かけ合わせることで地域内外を巻き込んだ活動へと発展しています。「今後は古道の歴史をたどるツアーの開催や、モビリティコースの延長など、里山での活動をどんどん進化させていきたい。」と君島さん。しかし、人手が足りておらず、全長20km弱ある道を整備するのに苦労している現状もあるそうです。

青空プロジェクトTHE DAYへの関わり方は、古道の整備や農作業だけではなく、広報やイベントの補助など様々。「餅は餅屋で好きなことで携わってほしい。自分なりにできるサポートからはじめてもらえれば。」新たな里山づくりをぜひ体験してみませんか?

古道の整備作業の様子

この記事を執筆したのは

宇都宮大学地域デザイン科学部建築都市デザイン学科
岩田真菜さん

青空プロジェクトTHE DAYの関連ページ

この記事に関する問合せは

栃木県農政部農村振興課 農村・中山間地域担当 里づくりチーム
TEL:028-623-2334
Mail:noson-sinko@pref.tochigi.lg.jp

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